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2014年6月13日 (金)

トカラの風水中編

トカラの風水中編
トカラの風水中編
トカラの風 

大物釣りの太公望にも、トカラを目指すダイバーにも、真っ先に上げられるポイントが有ります。
それは釣果がどうとか、水中で何が見れるとか、そんなものどうでも良くなる迫力の景観。

一度でも木場立神岩を見た人は、自然の荒々しさと芸術のような神秘にきっと言葉を失うはず。
青を通り越した紫色に近い海。紺碧の水面を見下ろすように立つ巨岩。その巨岩をえぐるように走る激流が水面から沸き立つのがはっきりと確認できる。どんな水中が、、、


【木場立神】攻略方法
初めて見たときは『おいおい、ここは無理だろぉ。』と思ったものです。ただ意外に正直な海で、他のポイントにありがちな複雑さがありません。
確かに激流は船上からハッキリと、そう誰でもわかるほどハッキリ確認できるんです。でも立神の陰は全くと言っていいほど無風状態。ただし岩から離れなければですが、、、

※画像は立神と上から見た図です。

エントリーポイントは岩の北側。左手に臥蛇島(無人島)、正面が立神のAから入ります。ここは全く流れていません。海底は18mほど。(流れを図で示したように、一年中黒潮本流が当たるので絶えず同じ方向に流れます。)

中層で合流したあなたは、立神を左手に反時計回りに進みます。するとだんだん流れを感じてきます。もうこれ以上は無理かなって所で岩につかまり魚を見るスタイル。
Bにはギンガメ玉がありますがそこまで進めるかどうかはその日次第。大きなギンガメに混じってロウニンアジやツムブリ、ウメイロモドキが騒がしい。ナポレオンやアゴハタも見かけます。

注意するのは立神から離れないこと。これさえ守れば、それ程難しいポイントではありません。安全に激流を体験できる?と言えます。

でも人間はワガママと言うか身の程知らないと言うか、、、

何年か前。流れが強くBまで全然進めません。そこで船長に頼み,上手Cでエントリーさせてもらいます。そこから流れにのってBまで行き、岩につかまって見ようと言う計画。
ところが、、、
エントリーするやいなや、岩につかまるどころでなく、海底が走馬燈のように流れ、あっと言う間にCへ。。。

よい子は決してマネをしては行けません。基本通り行きましょう。

《追伸》
2年前奇跡が起きました。なんとこの立神を反対回りに、しかも一周してしまったんです。これには船長もビックリ。『何十年も来てるがこんな事初めて』と言ってました。

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