枕崎ぶえん鰹って知ってますか?
【屋久島のおとなり、小さな島の丘の上の宿ツアー】のつづきです。
その長いツアータイトルは何だ!と言う方は前回前々回の記事もご覧ください。
さて時間は少々早送りします。島遊びを終えた我々は枕崎に帰港。まずはいつもの温泉、なぎさ温泉へ。ここは景色のいい露天があるので好きだったんですが、、、。行ってみると新しくと言いますか、簡易適改装と言いますか、、少々趣が変わってしまいました。
僕が温泉に求める物は、1に湯、2に寂れた感なので、どちらかというと残念な結果に。まぁさっぱりするなら駅前の「ひとっ風呂」で地元の方と汗を流すので十分ですね。
昼食の時間です。久々に「まんぼう」に行けるとあって楽しみ楽しみ。枕崎に来たら「まんぼう」と言うことで、いつの頃からか定番となっています。一年に一回か二回しか来ないのに、ご主人の久保さんは覚えてくれていてうれしいかぎりです。
この日はランチメニューの「特上カツオ丼」を注文。ここで食レポの前にまずは枕崎の鰹について少しふれておきます。
【枕崎ぶえん鰹】
「ぶえん」とは地元の言葉で、新鮮な、と言う意味らしいです。このネーミングでブランド化を押し進めているわけですね。鰹と言えば昔から初物が珍重され、なんといっても鮮度が一番の魚です。こう書くと他の魚も鮮度は大事でしょってなると思うんですがちょっと違う。魚の鮮度について話させると長くなるのでここは割愛し、手短に。
『魚は種類によっておいしいタイミングが違う』
もちろん正しい下拵えが有ってのことですが、うちの親父なんか生け簀で泳いでる魚なんか絶対食べなかったもんなぁ〜。良くテレビで女性アナウンサーが『コリコリしておいしい!』なんて言ってますが、あんな物味なんて有る訳ない。。
いかん!長くなってきたね。
でもでも、鰹は例外。こいつは兎に角鮮度。つまり新しいほど良い魚。そうすると我々庶民はなかなかうまい鰹を食べれない事になります。ではこの枕崎ぶえん鰹はどうか?と言うと、、、、、
近年の冷凍技術の進歩は凄いです。遠洋一本釣りでそのまま船内で瞬間冷凍されます。ぶえん鰹は血抜き処理後にすぐ冷凍。このため生の鰹より鮮度が良いとか。
さて、肝心の特上カツオ丼のお味は、、、、
いや〜、まいりました。久保さん。『うまい!!!!』。そして『安すぎ!』。なんせたったの800円ですよ。ふつう東京で800円でうまい鰹丼なんて食べれないのは当たり前。もし食べれたとしてもご飯に鰹が乗ってるだけでないでしょうか。「まんぼう」の鰹丼は違います。
ほんのり利いた酢飯に鰹、とろろ、アボガドがいい具合にちりばめられ専用のタレをカケていただきます。量も腹一杯になる。おいしい味噌汁までついてこの価格はもはや犯罪か!
あなたも次回の枕崎では必ず行くとイイよ、「まんぼう」へ。
帰りには鰹節のお土産までいただきました。ありがとうございます。
そうそう。紅茶品評会で世界1位になった、枕崎産の紅茶もこちらで購入できますよ。
あ〜、またカツオ丼食べたくなってきた。
《追伸》
画像はクチノエラブの湯向温泉の横にあったもの。
『口永良部、雪は降らぬが星が降る』と書いてあります。