ゴールデンウィークの島旅は大島で決まり!
明日から二泊三日の伊豆大島です。
あの土石流後の初の大型連休。遊びに行くことで貢献できるんですからねぇ。
とは言いましても実は私は大島組でなく、西伊豆は大瀬崎に行ってきます。つまり同じ日程で伊豆大島組と西伊豆組に分かれてのツアー。
でもこのブログが『ゆったり 島旅 ふれあい記』ですから帰ってきたスタッフにしかと聞いて後日お伝えします。
と言うことで本日も私の師匠の話↓↓↓
《会長小伝》その2
たしか前回、「会長は普通の人でない」話はしたと思います。そんな会長ですから言うことも普通ではありません(専門用語でハチャメチャ)。でもそんな会長だからこそ、まったく理論的でないにも関わらず今でも鮮明に私の記憶に残る話があるんです。
当時は本当によく潜りに行きました。こう書くと今あんまり行ってないようですがそんなことはありませんよ。ただ、良く会長と休みの日にも潜りに行ったと言うことです。定休日の日には勿論、年末年始でツアーが無いときなんかも海に出かけたものです。
潜りに行くのは熱海がほとんどでした。いつも船を出してくれるのは、第一富士丸の船長「一郎あにぃ」。
興味深いのはこう言ったときの支払いです。お客さんがいる時はもちろん「あにぃ」に人数分の支払いをするわけですから「あにぃ」からすると会長は大口の得意客となります。だから休みの日にお客さんを連れずにスタッフ連れて潜りに来たわけだから「あにぃ」からすると、、、
『会長、今日は船代いいよ』となるわけです。
しかし、しかし、私なんども目撃していましたが会長払ってましたね。
まぁ、船に乗って潜るわけですから当たり前って言ったら、当たり前なんですけどね。でもこう言うケースで甘えちゃう人も少なくないと思うんですね。実際この辺は商売の駆け引きだと思います。
会長は誰かに商売習ったとかはありません。ましてや経営書、ビジネス書の類なんて一切読みません。もしかしたら我々には分からず、陰でドラッカーやコトラー読んでいた可能性もあるかもしれないが、、いやないな、、絶対ない。でもだからこそ稼ぎ方、支払いの仕方に一種独特の哲学があったと思う。
彼の商売哲学はまた次回に語るとして、そんな遊びで行った熱海での私との会話が今日の本題
【絶対に倒産しない会社の話】
一本海に潜った後、「あにぃ」とヒラメ網にかかったエンコウガニを焼いてつつきます。(このカニ、市場には一切出ません。腕だけやたら大きいから通称「ポパイ」。食べにくく身がとても少ないんですが、肉の味は特級ですね。)
ポパイをしゃぶりながら「あにぃ」が、
『会長のところは今、スタッフいく人?』と質問したのを皮切りに、どこそこのショップは閉店したとか、なになにの所はスタッフがいなくなったなどの話になりました。その時、、、、
『うちは絶対なくならないの知ってるか?』と会長が私に質問します。
『まずお客が100人いるとするだろ。すると100人海に連れて行く。で50人になったら50人海に連れて行く。もし10人になったら10人、、、でお客が1人になったら、、、、その1人楽しませに海連れて行くから。』
話はつづきます。
『それでお客が1人もいなくなったどうするか?、、、、お前たち連れて海に行くからうちは倒産しないんだよ!』
『・・・・?○△?!』
呆れてものが言えないとはこの事です。まったく意味不明、理論もヘったくれもありません。でも良くこの手の意味ない独自論を会長は突然話してくれたもんです。
この話はこれでおしまいなんですが、先日禅宗のとある本を読んだんですね。
その中で若い僧が修行に明け暮れ、町に降り祈ってももう食べていけないかもしれないとボヤきます。これを聞いた禅僧が次のように答えます。
『食べていけないなら飢えればよいだけ』
要は信念の問題なんでしょうね。。。
≪追伸≫
画像は小田原一夜城。この時期シャガが満開でまるで天国の様でした。