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2014年5月

2014年5月30日 (金)

そよ風がとても気持ちいい、民宿くちのえらぶ

そよ風がとても気持ちいい、民宿くちのえらぶ
そよ風がとても気持ちいい、民宿くちのえらぶ
5/21(水)、枕崎港に集合した我々はさっそく乗船。
風は予報通り北西。なんだけど昨日までのウネリがのこり波は真横からって感じでちょいと進みづらい。

さっそく楽しみにしていたデン島に進路を向けて走ります。デン島(湯瀬)は、枕崎の南方にある三島村の硫黄島と黒島の間にそびえる島、と言うか巨大な岩・です。四方には島もないためちょうど魚の住処となっていて、潜るとそれはそれは・・すっごいことになっている。

でも、、この日は波の方向が悪く、進路をデン島に向けるとかなりの揺れ。波をよけて三島村の竹島を回り屋久島に向かうことに。


久々に見る世界遺産の屋久島は、やっぱり大きい。途中三島村やお隣の口永良部島を見てくるから余計おおきく見える。ここでの楽しみは民宿潮騒の首折れサバとトビウオと愛子。

さっそくマスターの迫田さんに電話をすると港に迎えにきてくれます。潮騒は民宿と言ってもメインは食事処。そこの2階が3部屋だけ民宿利用できます。宮之浦港からも近く食事もおいしい。一階の食事処は超繁盛店で夕方は並ぶほど。

いつもいつも頭が下がるのは、そんな繁盛店を切り盛りされながら夕方の忙しい時間にいやな顔一つ見せずに迎えにきてくれること。ありがたいことです。

残念ながらこの日は前日の時化で、首折れサバの入荷がありませんでした。屋久島に来島のさいは、食事処潮騒の首折れを是非ご賞味ください。ちなみに首折れは品種でなく、魚の処理方法が名前となりブランド化しているわけですね。  

三岳酒造の愛子をお湯割りでいただき、初日の夜は熟睡となりました。


翌朝22日。朝食は6:45分。朝早くにマスターすみません。
お弁当もってこの日向かうのは今回のメイン。屋久島のとなり小さな口永良部島です。口永良部島の存在を知っている人はとても少ないと思う。世界遺産登録と共に年間相当数の観光客が来島するようになった屋久島。そんな屋久島とは対照的に、静かに素朴に、まるで心地よいそよ風のような、そんな小さな島が口永良部島です。

この島がいいんです。まず海がいい。とても素晴らしい。珊瑚が綺麗で、マグロが見れて、イルカに亀、そして海底温泉。書いてる自分が思います。そんなとこなかなか無いよって。
今回特にみんなに見てもらいたかったのが、海底温泉と丘の上の宿。民宿くちのえらぶ。

民宿くちのえらぶは、貴舩さんご夫婦で営むとても気持ちの良い宿です。商売柄いろんな宿泊施設に泊まりましたが、ここほどオンリーワンを感じる宿はそうはありません。
貴舩さんご本人が小学校の廃材を使って建てたという民宿は、懐かしいにおいがします。
テラス?からは東シナ海が望め、硫黄島、開門岳がまるで絵画のように見えます。何にもしないで椅子に腰掛け、ぼ〜といつまでも景色を見とれていたい。機会があったらここに泊まることをおすすめします。

さて、海も楽しみ、温泉も楽しみます。口永良部島には4つの湯があり(海底温泉入れると5か?)、4つとも成分が異なります。
湯向港から直ぐの湯向温泉は入った方がいいですよ〜。この島では珍しく?、男女別に分かれた湯船にはびっしりたっぷり湯の花が浮かびます。湯温もちょうどいい。(協力金200円)

夕方まで海遊びをした我々はさっそく民宿へ。(とその前に本村温泉にひとっぷろ。こちらは赤茶けた鉄分豊富な湯です)。港から丘の上の民宿に向かうまではほぼ何にもありません。お店もありません。野生の小振りなシカがこちらを見るなり逃げていきます。

民宿くちのえらぶのこの日の夕食は、、ジャガイモたっぷりオムレツ、大名タケノコの天ぷら山盛り、シカ肉の竜田揚げ、イカ刺し等にご飯は黒米でした。

夕食まで景色を楽しみ、建物のあっちこっちを見て楽しむ。

海底温泉ダイビングも含め、たっぷり楽しんだのでこの日もあっという間の就寝タイム。海底温泉の様子はまたこの次に・・・つづく


《追伸》
お店が一軒もない島ではほとんどが自給自足。『生きる力』が都会にいる人とはまったく違うと感じずにはいられません。

もし、子供を小さいときに島で生活させるとしたら、僕はこの島を選びます。

島の人の顔がみんないい

2014年5月28日 (水)

屋久島のとなり小さな島の丘の上の宿

屋久島のとなり小さな島の丘の上の宿
屋久島のとなり小さな島の丘の上の宿
屋久島のとなり小さな島の丘の上の宿

屋久島のとなり、小さな島の丘の上の宿に行ってきました。
それはもう、ゆったりとした時間が流れる島。島の人とのふれあいや食、湯、潜、酎と楽しんできた次第です。

移動から入れると8日間の島旅。ここは一つ時系列にして順にお話していこうと思います。


われわれを魅惑の島旅に誘ってくれるのは松尾船長。出港前日の待ち合わせの地は、南さつま市笠沙町野間池。地図で見ると南さつまの一番西端の出っ張りだから直ぐに分かる。風光明媚なTHE田舎って感じの良いところです。

野間池を前日の集合場所にしだしたのはここ2年ほど。理由は船長が気に入ったから。アウエーの地に船を停めておくのはなかなか気の使うこと。その点、ここ野間池は対岸に【笠沙恵比寿】と言う宿泊、海洋博物館、入浴施設、レストランを併せ持つ複合型の施設があります。2000円ほどの料金で専用の桟橋に停泊、水補給が出来ます。

わたしも食事、入浴と何度も利用しましたが、その度に『なんでこの地にこんな立派な・・・』と言うのが感想。

20(火)の昼に予定道理に集合。(と言っても船長は凪を見ながら2日前には入港。わたしは18日夜に東京を車で出発したためお互い三日目ですね。) 朝から雲行きは怪しかった物の、昼飯を食べているときには強い雨に、次第に豪雨となり、最後は強風とあいまってすっごい事に。船への積み込み作業は夕方にして、しばし、ぼ〜〜〜とする。

4時位には雨もあがりました。気合いで13個のダイビング機材バッグを積み込みます(ちなみに1個23キロくらいあります)。ここ3年ほど毎朝かかさず続けている体幹トレのおかげで腰痛もなく終了。

夜は【笠沙恵比寿】のレストラン秋太郎で船長と一杯(秋太郎ってのはこの当たりでたくさんたくさん穫れた、カジキのこと)。この日のお話はちょっとディープな内容だったのでここでは、、、

野間池で大変お世話になったのは【民宿のま池】の宮内さん。氷の補給、洗濯と大変お世話になりました。朝4時に氷の補給が出来るのですからありがたいことです。

さて風はこの日、東〜南東強風。翌日のゲスト到着からは北西に変わるとの事ですが、はたして。
ゲストを空港にピックアップした後は枕崎からの出航です。

21日朝、鹿児島空港でたらふく鶏飯を食べて、W杯代表合宿にわく到着ロビーを足早にさり、ゲストとともに一路枕崎へ。

さあ出航!。この日予定は口永良部島前にデン島でのダイビングですが、、、、どうなることやら。。。

つづく・・・


≪追伸≫
豪華な施設の玄関写真。船長曰く十年先行ってると、

三島村の硫黄島も見えるかな?

2014年5月19日 (月)

ここはイルカも見れるところだった、、、

ここはイルカも見れるところだった、、、
水曜から【屋久島のとなり小さな島の丘の上、、】
口永良部島です。

前半組が21水曜〜23金曜、後半組が23〜25で一部お客さんとわたしが通し。

久々だから何から何まで楽しみ。もう楽しみだらけで大変だ!だから整理してみることにした、、


〓この次期にデン島!
途中に潜るデン島は国内屈指のpointだと思う。魚の好みそうな水温の時期だけに、、
〓口永良部の回りでよくいるかに会う!
以前潜ってる水中で遭遇
〓久々のトビウオ料理!
昨年は屋久島行けなかったから食べてないだけに、、
〓なんと言っても丘の上の民宿!
景色がよくって気持ちいい
〓世界一の紅茶
紅茶世界一に輝いた枕崎産の紅茶をいただく。
〓newポイント見つける
潜ったことない場所がいっぱいある。いつもはスルーする島だけに、、
〓船長と会う!
〓秘湯名湯!
海底温泉まで


一応整理してみたが他にもいっぱいある。みんなが共感してくれるといいなぁ。

≪追伸≫
わたしは一足先に本日から車でのんびり一人旅。鹿児島までの移動が実は一番楽しみだったりして。。

2014年5月 2日 (金)

ゴールデンウィークの島旅は大島で決まり!

ゴールデンウィークの島旅は大島で決まり!
ゴールデンウィークの島旅は大島で決まり!
明日から二泊三日の伊豆大島です。

あの土石流後の初の大型連休。遊びに行くことで貢献できるんですからねぇ。
とは言いましても実は私は大島組でなく、西伊豆は大瀬崎に行ってきます。つまり同じ日程で伊豆大島組と西伊豆組に分かれてのツアー。

でもこのブログが『ゆったり 島旅 ふれあい記』ですから帰ってきたスタッフにしかと聞いて後日お伝えします。

と言うことで本日も私の師匠の話↓↓↓

《会長小伝》その2

たしか前回、「会長は普通の人でない」話はしたと思います。そんな会長ですから言うことも普通ではありません(専門用語でハチャメチャ)。でもそんな会長だからこそ、まったく理論的でないにも関わらず今でも鮮明に私の記憶に残る話があるんです。


当時は本当によく潜りに行きました。こう書くと今あんまり行ってないようですがそんなことはありませんよ。ただ、良く会長と休みの日にも潜りに行ったと言うことです。定休日の日には勿論、年末年始でツアーが無いときなんかも海に出かけたものです。

潜りに行くのは熱海がほとんどでした。いつも船を出してくれるのは、第一富士丸の船長「一郎あにぃ」。

興味深いのはこう言ったときの支払いです。お客さんがいる時はもちろん「あにぃ」に人数分の支払いをするわけですから「あにぃ」からすると会長は大口の得意客となります。だから休みの日にお客さんを連れずにスタッフ連れて潜りに来たわけだから「あにぃ」からすると、、、

『会長、今日は船代いいよ』となるわけです。

しかし、しかし、私なんども目撃していましたが会長払ってましたね。
まぁ、船に乗って潜るわけですから当たり前って言ったら、当たり前なんですけどね。でもこう言うケースで甘えちゃう人も少なくないと思うんですね。実際この辺は商売の駆け引きだと思います。

会長は誰かに商売習ったとかはありません。ましてや経営書、ビジネス書の類なんて一切読みません。もしかしたら我々には分からず、陰でドラッカーやコトラー読んでいた可能性もあるかもしれないが、、いやないな、、絶対ない。でもだからこそ稼ぎ方、支払いの仕方に一種独特の哲学があったと思う。

彼の商売哲学はまた次回に語るとして、そんな遊びで行った熱海での私との会話が今日の本題


【絶対に倒産しない会社の話】
一本海に潜った後、「あにぃ」とヒラメ網にかかったエンコウガニを焼いてつつきます。(このカニ、市場には一切出ません。腕だけやたら大きいから通称「ポパイ」。食べにくく身がとても少ないんですが、肉の味は特級ですね。)

ポパイをしゃぶりながら「あにぃ」が、

『会長のところは今、スタッフいく人?』と質問したのを皮切りに、どこそこのショップは閉店したとか、なになにの所はスタッフがいなくなったなどの話になりました。その時、、、、

『うちは絶対なくならないの知ってるか?』と会長が私に質問します。

『まずお客が100人いるとするだろ。すると100人海に連れて行く。で50人になったら50人海に連れて行く。もし10人になったら10人、、、でお客が1人になったら、、、、その1人楽しませに海連れて行くから。』

話はつづきます。

『それでお客が1人もいなくなったどうするか?、、、、お前たち連れて海に行くからうちは倒産しないんだよ!』

『・・・・?○△?!』

呆れてものが言えないとはこの事です。まったく意味不明、理論もヘったくれもありません。でも良くこの手の意味ない独自論を会長は突然話してくれたもんです。

この話はこれでおしまいなんですが、先日禅宗のとある本を読んだんですね。
その中で若い僧が修行に明け暮れ、町に降り祈ってももう食べていけないかもしれないとボヤきます。これを聞いた禅僧が次のように答えます。


『食べていけないなら飢えればよいだけ』


要は信念の問題なんでしょうね。。。

                        ≪追伸≫
画像は小田原一夜城。この時期シャガが満開でまるで天国の様でした。

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