南九州無人島に魅せられて
【ひき子婆=ヒッコバー】
ここ数年南九州の離島、岩礁、無人島にはまっています。数年と言っても10年になりますが、、、、
トカラ列島、宇治群島、草垣群島、鷹島、デン島、硫黄島、竹島、口永良部島、、、、上げたらきりがありません。
これらの岩(実際には島と言ってもとても人が住める大きさでないので)、島々をまわるため、年に二度〜三度鹿児島遠征をします。
つい先日も南さつまの野間岬の民宿をベースに、宇治群島、三島硫黄島などに行ってきました。
そこの民宿でのお話です。鹿児島本土最西端の船宿のま池にお世話になりました。
連日チャーター船で沖に出る僕たちの朝は早いです。て言うかいつも早い。海
ってのはたいがい思い通りになりらないことが多いんですがそんな中、大体早朝は凪ぎが良いことが多い。だから当然朝飯も早い。
でも民宿の都合もあるのでいつも時間を決めるときは気が引けます。この時の朝食の時間は6:30。10人分の朝飯をおばあちゃん一人で作ります。
【ひっこバァ】
容姿は志村けんのバァちゃんのような、さんまのアミダババアのような、、、。年齢は不明ですが、宿の跡取りの宮内さん(34)の話だと
『ここらのボスですよ。』
『さぁ年は、、僕が生まれたときからヒッコバーでした。』
このひっこバァがキュートで機敏で余裕があるんですよ。
朝食の時間は六時半と言いましたが僕の性格と言うか癖と言うか、、六時には食べたくなります。これ言い訳させてもらうと、別に腹がへって早く食べたいわけではありません。
海は状況がすぐ変わります。だから少しでも時間に余裕があるとそれに対応できるんです。ずっとその仕事をしているから癖になってしまって、、、、(だから食事の時間や出発時間はたいがい前倒しで、ついてくるお客さんはさぞ大変かと)
とにかく、はやいんです。
この日もひっこバァにぶつぶつ言われながら席についた時間が六時十分。
でもこういうときは心得たもの。ニコニコ笑顔で一言
『はら〜へった〜!』
するとひっこバァが
『みんな来るのかい?』
僕てきにはもうご飯も味噌汁も並べてもらっても文句は言えませんが、さすがひっこバァ、来た人の分をその都度よそっていきます。
もう厨房は白髪頭の色黒のシワシワばぁさんの戦場です。と言ったけどさすが流石、どこかに余裕がある。
『おかわりたんとね』
『お茶はいいんかい』
あげくに冷水のビッチャー瓶をお客さんの二の腕にくっつけてお客さんが『冷たい!!』て叫ぶと
ひっこバァ『ちめたい〜』と大喜び。
キュートです。
このblogは出勤前に近くのファミレスで書いているんですが、そろそろ仕事です。今回の南九州の無人島ツアーでは沢山書きたいことがあります。
ヒゲナガエビ、焼酎、島津公の隠れ湯、荒波、お客さんとの会話、、、、
またそのうちに
追伸、画像はツケアゲ。地元商店のお手製品。
甘くって、で後味がいい。そうそう、醤油や味噌の話もしたい!