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2013年4月

2013年4月24日 (水)

自分にとって大切な物の価値を見きわめる

自分にとって大切な物の価値を見きわめる
おハガキを書く事は僕にとって大変重要です。だから島旅に行くときも葉書とペンは持っていくし、外に昼飯食べるときも近所に飲みに出かけるときも持ちます。

日本全国どこへでも、たったの50円で気持ちや感謝が伝えられ、時には喜ばれ、書くほうも楽しくなる。まったく持ってその奥深さと究極のコストパフォーマンスには他に類するものが無いんじゃないかな?

ココ数年だけでも出した全国津々浦々を振り返ってみると、、、

北は北海道知床の北こぶしホテル。スタッフの方に良くしていただいて今井さんだったな。
支笏湖でお世話になった小野寺さん。ご自宅や湖畔でジンギスカンをご馳走して頂いた。
奥能登珠洲で漁師さんの船に乗る手配をしてくださった後藤さん。
南は屋久島でいつも宿泊、美味しい食事に有り付ける民宿潮騒の大将。
とっても個性のある、『もう来なくていいからな』って言う口之島の民宿くろしおの宿の奥さん、、
口永良部島、与那国島、中ノ島、甑島、、、

挙げたら切りがありませんが、これらぜーーーんぶ、50円です。

す、すごい。

ところがやっぱり安いだけではないんだなこれ。なんたってこれ奥深い。

まずスラスラ書けるときも有るといえばありますが、大概はそうはいきません。かなり唸ります。最初は自分が思ったことばかり書いていたんですね。これ結構簡単。でもでも、、
もらった方がどんな気持ちになるかを考えだすと難しい。つまり遠い知床や与那国島まで行ってくれ、安い安いと言いますが、一枚書くのに身を削るわけです。ちょっとオーバーだったな、、、

さらに、基本僕はハガキ書きは好きです。ただいつも好きになれるわけではありません?。どういう事かと言うと、僕は字が汚い!相当汚い!だから最初は楽しく机に向かうのにすぐ嫌になります。ゆっくり丁寧に書けば良いことはわかってはいるんですがね、、、

そこですこしでも汚い字を補うため、また書く楽しみを味わうため(これかなり重要)にペンや書くものを買い込むんです。
知ってますよね、万年筆って値段に上限がないの。こうなるとコスパがどうのといってられませんね。

でもやっぱり楽しくきれいに書けて(本人が思うことが大事)、喜んでもらえれば安いものですね。


追伸、一枚も書かない日があってふと思い至りました。『おまえは一日生きて誰にも感謝しないのか!』って。

2013年4月19日 (金)

大瀬崎、城ヶ崎、館山と相変わらず日帰りが多い

大瀬崎、城ヶ崎、館山と相変わらず日帰りが多い
島旅にはまだ行けてませんが、その分 伊豆半島や房総半島へ毎週日帰りでゆったりと。
日帰りならゆったりできないだろう?と考える方もいると思いますが、僕らが日帰りで伊豆に行く時の出発は、、
    朝5:00!
流石にこの時間だと道もがらがらでSAなんかもすいているので、現地到着は8:30くらいでしょうか。現地を14時位に発つとすると概ね六時間ほどですね。この間がゆったりしたり、海に潜ったり、おいしいもの食べたり、ふれ合ったりする時間です。


今日はお食事処のお話。
四月に入って、西伊豆大瀬崎、東伊豆城ヶ崎、館山波佐間と行きました。

大瀬崎はダイバー、ライダーがとっても多く、その両方に人気のお店が沢山あります。共通点はボリュームが有り安い!。
数年前に出来た〔らららサンビーチ〕と言う埋め立ての海水浴場の近くに(お願いだからそんな埋め立てなんかしないでほしい)、貝殻亭さんがあります。たしか貝殻亭って名だったと思います。 ここはメニューでは分かりませんが注文するとメイン以外に小鉢が5品程ついてくるのでちょっとしたサプライズとお得感が相まって『うわぁ〜』となります。
例えば〔イカ丼〕とあるので大体想像するのは、ご飯に乗ったイカ刺と漬物、味噌汁。 ですがココのはまずイカとご飯は別もりで来ます。小鉢も旬の物が煮物、酢の物、香の物、サラダなど。さらにイカにウズラを落として好みでお醤油をたらし、自分でまぜまぜします。 なんか楽しい〜

城ヶ崎の帰りはよく あきしろさんに行きます。秋田の郷土料理を出すお店。
いつも5人位で行くことが多いのでおお鍋できりたんぽを作ってもらい、〆に雑炊。途中箸休めにはハタハタ寿司(酢の物) をいただきます。もう腹一杯です。 ここは一度夜に訪れたいお店。

千葉館山は久々に先週行きました。何げによったSAはハイウェイオアシスと隣接している富良里。
すばらしいです!。地元色が全面にでた食材がこれでもかーと並んでいて、安ーーーーい!。
鰯つみれ汁150円、コノシロ(コハダの大きいの)60円、さんま甘露80円、鰺南蛮100円、アラ汁200円、、、
すすご! 地元のお母さん達がたくさんいて親切に対応してくれていろいろ聞いたり、またそのふれあいが楽しい。これ以外にも、焼そばやてんぷら、おこわもあってデパ地下なみの品数が小さなスペースにビッチリ。もちろんイートインスペース(椅子テーブル)がありますよ。
思わず帰りもよってしまった。


最後にスーパーあおき。伊豆にあるスーパーです。僕は市場や漁港、農協朝市なんかやってるとかならず覗きます。楽しいね〜、
朝市や漁港の競りは行きにしかみれないのでよく帰りにスーパーあおき をのぞくんですが鮮魚もりっぱで惣菜、弁当も豊富です。地物も沢山置いてあるので安くお土産買えますね。
今なら めかぶ がお薦めですか。


追伸、先週行った波佐間の社長はとってもいい味の人間力がありました。
口は悪くぶっきらぼう、なのにやさしさを感じます。とても楽しそうに海の説明をしてくれ、75才とは思えない、本当に思えない体力!。 マジうらやましい
僕も75才になっても楽しく仕事がしていたい。

2013年4月 4日 (木)

どんな時に「なつかしさ」を感じますか?

どんな時に「なつかしさ」を感じますか?
「なつかしさ」って色に例えると何色でしょう?。白黒?セピアかな?なんとなく原色の赤や青で無い気がします。

又、「なつかしい」は=「おいしい」だったり、=「きれい」だったり、=「気持ちいい」だったりしますね。

どんどん進む映像技術ですが、「綺麗」の本質が懐かしさからくるものだったら、、、。
また、高級フレンチや三ツ星イタリアン、高級割烹とグルメブームじゃなくても食への興味は尽きませんね。でももっとも心にしみる味が「なつかしい」だったら、、、、

久々に実家金沢に法事で三日間戻りました。そこで食べた食事で上記の事を考えたわけです。

小学校の同級生がやっている金沢港内の食堂に行きました。彼とはたぶん30年以上合っていません。だから彼がやっている情報が無かったら気が付かないし、事前に子供の頃の写真で予習しなかったらわかりません。

到着すると店の前は5〜6人待っています。覗き込むと店内満席で中にも立って待っているお客さんが、『おっ!すげぇ〜な』。

商売やる身としては、今度は『なぜこの店は繁盛するのか』と言うミステリーを解いてみたくなります。

まずお客層は、、、
平日だけにサラリーマン、作業着の人が5〜6割。お年寄り夫婦も数組、若い女性客もいます。男女比は8:2 でしょうか。

店内右が厨房で、見ると同級生が見る陰もないオッサン姿で働いています。忙しそうなのでもう少しミステリーの謎解きを続けることに。

メニュー表をみると、カレー、うどん、どんぶり、とどこにでもあるうどん屋メニュー。だけどお客さんは全然違うもの食べてます。だ〜れもうどんやカレー食べてない。おっと丼は食べてるなっと思ったら海鮮丼やん!!

注意してみると店内奥に手書きの別のメニュー表があります。日替わり定食(メギス等魚フライ)800円、海鮮丼1000円、その他一品などなど。・・・なるほど、なるほど。

つまり最初は漁師や港内で働く人がくる食堂だったけど道路事情も良くなりまわりから会社員も食べにくるようになり海鮮に人気が集まってきたと。さらに観光マップに載ったため観光客も集まり行列ができたらしい、、、、(これはオフクロに聞いたから推理じゃない)
席に通されたのでさっそく厨房の暖簾を上げて
『ケン!俺、わかる?デンだよ!』
『・・・・?』
『おうぉ〜お〜!』
声にならない驚きです。楽しい。

刺身定食1200円とビールを頼みました。さぁどんなもんかな〜とまた先ほどのミステリーの続き。でも今度はちょっと違います。せっかく超久々にあった同級生の作る料理です。『きっとおいしいに違いない。いや、そうだ』

鰤、鮪がかなりオオぶりに切られ、頬張ると『うまいやん!』それ以外にもイカ、タイの昆布〆とてんこ盛り。しばらくすると彼が厨房から出てきて『これ食べて』とフライを置いて行きました。その間もひっきりなしにお客さんは入れ替わります。

『かたじけない!』
メギスのフライです。金石(金沢の湊町)の定番家庭料理。もう、うまうまです。
味もそうですが懐かしい料理に懐かしい友達が加わってなんとも言えないお食事でした。

今回法事だから親戚と寿司屋でおいしい料理も食べたけど僕としては素朴ななつかしい料理(ハタハタ一夜干し、メギスフライ)がうまかった。

今度は仕事でも『なつかしさ』をキーワードに『なつかしい景色』や『なつかしい体験』、『なつかしい料理』をお客さんに提供できるといいなぁ。

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