« 唯一の島 | トップページ | 蕎麦屋のおやじ »

2012年3月27日 (火)

考えよう

考えよう
島旅でも最高の楽しみの一つが水中世界を自由に楽しめるスクーバーダイビング


当然、制約・ルールがあります。また全ての野外活動と同じくリスクがあります

私が思うには特にダイビングだけがリスクが高いと言うことはありません
全ての野外活動と等しい、と考えますが、どうでしょう


『想定外』なんてありませんよ、絶対に!

ダイバーは背中に圧縮空気が充填されたタンク(ボンベ)を背負ってそれを専用の呼吸装置を使うことにより水中で呼吸が可能となっています。


『どのくらい持ちますか?』とか『何分もぐれますか?』と潜らない人によく聞かれます


答えは


全ての乗り物と等しく、色々な要因でいわゆる燃費(ガス消費率) が変わります

まず深く潜れば潜るほど一分間辺りの空気消費量(ガス消費率)は多くなります
30mでは10mの2倍

次に泳ぐスピードや水中におけるバランスなどの問題で(運動量)大きく変わります。

わかりやすく言うと、へたっぴだとガス消費率は高い

これに加え水温が低く、それに順応したスーツ(ウエットスーツ、DRYスーツ)を着用していないとこれまた消費率は高い

潜るのは海ですから、流れがあることが普通です
そうすると逆らう場合とそうでない場合、流れが強い場合などによりまた変わります


さらにダイバー自身の心理的ストレスにより、とてもとても、大きくガス消費率がかわります(焦る、慌てるなど)


イメージできましたか

だからまめに残圧計(燃料計)を確認しましょうと


これはダイバーでなくても、おそらく潜った事がない方でも理解できたと思います

でも人間はかならず忘れます。『想定内』


だからバックアップを持つ

私はデジタルの残圧計と画像のアナログの残圧計を付けて潜ります。デジタルは手に付けていて残圧(燃料)が3分の1になると音と視覚で教えてくれます が
信用しません

『この世に間違いを犯さないものは神も含めて存在しない。それがバランスを保ている』

アウトドアでは自分を守るのは装備と知識と経験だと思っています


皆さんも人任せにしないと色々なことが楽しいですよ

大分県で作業ダイバーが三人なくなりました
タンクの空気は無かったとの報道

« 唯一の島 | トップページ | 蕎麦屋のおやじ »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 考えよう:

« 唯一の島 | トップページ | 蕎麦屋のおやじ »