船上レストラン
お金で買えない経験も
豆南諸島を目指したときの食事です
八丈島のず〜と南、
人が住んでいるのは青ヶ島まで、その南に続くのが豆南諸島
ベヨネース列岩、スミス島、鳥島、孀婦岩
八丈島からでも200マイル!
行くときは漁船です
こうまで来ると ゆったり島旅なんて言ってられません。丸々五日間漁船に乗りっぱなし、当たり前ですが風呂なんてあるわけもないどころかシャワーもない
水は貴重です 一日一回の水浴び でも何だか楽しく気持ち良い
食事だって準備にそんな時間かけてられません もう食べるは生きるです
それでも新鮮な魚はいくらでも釣れるので、だいたい刺身と野菜と汁物
時化るとひたすら我慢
唯一島らしいのは鳥島で他は風避けるところもありません
豆南諸島の象徴 孀婦岩はまさに洋上の奇跡
海底2000mから隆起する山のてっぺんが、矢じりの様に約100m 水面に顔を出します
四方にはなにもなく誰かが忘れてきたような、誰かを待つような光景はまったくもって不思議
かって作家の開高健が太平洋上の『感嘆符』と称したのもうなずけます
でも初めて行ったときはこのような芸術的感動を思うまもなく、ただただ驚くばかりだった
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